花は何度でも咲く

こどものころ、自分がどんな大人になっているか、想像したことありますか?
幼少期に好きだったお話が「人魚姫」だったわたしと来ましたら、ハタチになるころには泡になって消えたいと思っていたので、その後の人生なんて、なーんにも考えてませんでした。
行き当たりばったりで、流れ流れ、なんやかんやで生きながらえているけれど、精神年齢はそれこそハタチで止まっちゃったのではと思う始末です。
誰に言われたのか忘れてしまったけど、脳内お花畑だと揶揄されて憤慨していたあの頃。あの人たちの指摘は合ってたなぁ〜と、ふわっと笑ってしまうくらいわたしの脳内はお花畑なのです。
年を重ねて陰がなくなったことが拍車をかけ、頭の中では風が吹き花が舞い、たまに萎れては、巻き戻って花が咲く。毒を吐けば彼岸花や鬼百合が咲き乱れ、切なくなれば桜吹雪で目の前が淡いさくら色に染まり、気持ちが弾むと春の花たちのつぼみが膨らむ。
我ながらイカれてる。でも、頭の中がきれいなものでいっぱいだなんて、悪くない。
頭の中お花畑の精神年齢20歳は、いつまで経っても、子どもがいても、20歳のメンタリティで、楽しいことをしたくって、面白そうな仕事に目がなくって、今からでもまだまだ成長できると思ってる。まぁ、花って散ったら実がなるし、新しい芽が出ますから。
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