2021年03月12日 2021年11月25日

「企画編集力」が必要だと思った話

Web業界は分業化が進んでいる代わりに、失ったものがたくさんある。
私も近しいことを考えていたので、雑記代わりにつぶやかせてください。。。

いきなり初心に返る

新卒時はグラフィックデザイナーと呼ばれるカテゴリで、キャンペーンで使われる特注・別注のノベルティとか、モノをつくってました。コンペの依頼がくると、カンプを作りまくって提案して通ると(海外で製造するので)億単位のお金が動く。
この流れが、今の仕事とよく似ているので、ふと思い出してしまったのです……。

あの頃の私、企画してたな? ということを……。

あの頃の話

コンペ系は、営業マンとペアになって客先ヒアリングに行くところから始まり、営業マン11人に対してデザイナーが私だけだったところもよく似ています。(先輩たちは辞めてしまったのです……)。

教えてくれる人なんてもちろんいなかったので、社長や副社長に相談すると「取引先のアートディレクターさんに聞いてくれ」と言われ、震える手で受話器をもち、恥を忍んで聞いてみたものでした。アートディレクターさんは凄い優しいおじさんだったけど、MDさんたちは怖かった。そんなことも知らないの? って雰囲気を隠すこともなく、ズカズカきてくださったので、よくトイレで泣いていた笑。

困った時は、印刷屋の社長さんとか、製版屋の営業さん、(優しい)中国事務所長さんにも教えてもらった。(怖い)中国人事務所長さんには電話で1時間詰められてマジで泣いた。
カタログのディレクションは、資○△ショッパーズとかっていう冊子に数ページ出してた時の他社に頼んだページの進行をみて覚えたし、撮影のディレクションは、外注先のカメラマンさんや、印刷屋さんの社長さんに教えてもらった。

とにかく、仕事は仕事から学んだ。迷惑かけまくったし、大変だった。
しかも、丸投げは日常茶飯事。

パンフつくって〜。
チラシ作って〜。
載せる商品はこれ。
パッケージつくって〜。
撮影して〜。
取説つくって〜。

とまあ、フワッとした状態で丸投げされるので、ヒアリングするなり調査するなりで、自分でカタチにするっきゃない。キャッチコピーも下手なやつ自分で書いてたなとか、思い出しちゃうよね、そりゃ。

Web業界は天国に見えた

でも、この経験を経て、Web業界にいったら、(一時的に)めっちゃ使えるヤツ認定された。

クライアントとの折衝は苦手だけど、進行管理がめちゃくちゃ身についていたからです……。かつ、丸投げされることは日常茶飯事だったので、ほっといてもなんとかなる感じだったんですよね。

でも、次第にWeb業界のぬるま湯に慣れていたのですよ。私は。

デザイナーならデザインだけしてればいい。設計はIAさんとかディレクターさんがしてくれるし、コピーはコピーライターさんがいるし、企画はプロダクション挟んだりして、ははは、代理店から降りてくるデザイン作るだけのマシーンになったぞ〜〜〜!!!

って感じでした。猛烈に忙しかったけど、正直楽だった。
カラダは忙しかったけど、頭を使ってなかったんだと思う。

頭を使わなすぎて詰む

その後、数年ぶりに頭を使ったのは前職(サービスサイトのマーケ部ディレクター)になってからで、とにかく自分には「企画能力」がないことに気づいた。
進行管理自体は結構得意だし、タスクの整理とかも依頼方法まとめるのとかも得意。
でも、企画ができない(というかイケてない)。

サイトの改善だの、改善計画だの出すのはできる。
だけどこれって「企画」っていうより「計画」でして、「コンテンツ企画」みたいなものとは縁遠かった……。

前職ではSEO担当だったけど、テクニカルSEOで、バックエンドの開発設計とか進行とかやってたし、こういうのでは使わない脳味噌なんですよ。
コンテンツ企画。
コンテンツだよ?! ねーーーそんなのわかんないよぉおおお。

というのが、今回のコンペで白日の元に晒されたのでした。


この度の振り返り

突然コンペ案件のオリエンに呼ばれたところから話ははじまり、コンテンツフェーズ頼むわ! みたいな感じで依頼を受けました……。
クライアント様はトンマナ守るとかに強い意識を持ってるようだったので、その辺はしっかり守ったと思います。クライアントもその点については◯だと書いてくださっていました。

しかし、守りで終わった感があった。

特にコンテンツの見識などもってなかったし、商材にあんまり興味がなかった。
10年前のわたしだったら好きだったと思うけど、正直ワーママ9年もしてると、美しさとかマジでどうでもいいんで……生きるのに必死なんで……って感じになってくる。
ファッション雑誌も読まなくなったし、コスメ系の雑誌もインテリア雑誌すら読まなくなり、Twitterのどーでもいいツイートを浴びてるくらいで、コンテンツと言うものに触れてこなかった。そのツケが一気にきた感じ……。

コンテンツを考えるには引き出しが空っぽすぎた

どうしようもなかったので、まず、似たようなジャンルのコンテンツをかき集めるところからはじめ、共通項を探るアリガチな方法をとった。この手法って外しはしないんですよね。他社がある程度考えた末の結果を集めて、意図を読み取ろうとした結果なんで、及第点、だけど決め手にかけるつまんない感じの企画になることをよく知っている……。

知っていた上で、突き抜けることはできなかった。
ただ、オンリーワンのキラーコンテンツを作れないし、期待感を持たせることができなかった。

独り反省会

結論としては、コンペダメだったんですけど、コンテンツ企画部分が力足らずだったことがハッキリわかるフィードバックをもらったことに落ち込みました。現時点の自分に出せることは全て出した結果だけど、正直程度が低かったと思う。
もし、「コンテンツ企画力があったら、取れたんじゃないのこの案件」とおもったら本当に凹んだ。

現実逃避と受入と落ち込みとやっぱり反省

でも、私デザイナーじゃん? コンテンツ編集とか、コンテンツ企画職とか、そういう人欲しいな。と一瞬思ったけど、また新卒で入った会社のことを思い出した……。

あの時わたしは、副社長にかけあって(若かったw)商品企画の部署を作ってもらったのですよ。どこぞのおもちゃメーカーで企画職をしていたオジサンを部長にすえて……。

でも、特に、成果は出なかった。

経歴が華麗だから、結果が出る……わけじゃない。
その会社のやり方にマッチしているか?
その会社のやり方に馴染めるか?
染み付いた方向性以外で企画を出せるか?
いろんなことの末、成果がでるんです。

とはいえ、私が編集力をつけるっていうのも流されすぎだとは思います。でもまた同じようなケースで悔しい思いをすることが見えてる。なら、攻めの企画、ロジックが通った上で発破力のある企画を出せる自分になるしかないんじゃないの?

さっきから話に出てる例が、新卒時の会社しかない時点でお察しですが、Web系の会社では本当に企画するチャンスなんてなかったのです……。そんな状態に甘んじて、0→1であまり高いレベルを求められていないような企画とかしかやってこなかったと言うか……ハハハ。

キャリアの面では見事にマイナスになってて、壁にぶつかった気分ですよ。

子供がいるから、ほぼワンオペだから、みたいな条件はあるけど、それに甘んじてチャレンジしてこなかったのは自分。スキルを切り売りして換金することに夢中になっていたのは自分。

そう思うと、媒体の種類は違うけど、スタープレイヤーのあの人たちに、教えを乞いたいなぁあああああああ〜〜〜〜〜。

寝て明日も仕事がんばります。それではっ!

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