共働き家庭でも子どもが無理なく習い事を始められる3つのポイント
ママが集まれば必ず出てくる話題が、子供の習いごと。
3歳にもなると、習いごとをしているお友達が増えてきますよね。
共働きのワーキングマザーであったり、シフト制のお仕事に就かれている方ですと、習い事を始めたはいいけど、負担になってしまわないか不安に思うのでは?
習い事を始めると、お月謝の他にこんなことが必要になります
- 道具や教材
- 送迎の時間
- 習い事に参加する時間・待ち時間
- 予習・復習の時間
さらに、子どもが習い事に行きたくないとゴネてしまうこともあります……。
そこで「選ぶときのポイント」「続けるか悩んでしまったときどうする」などについて、実体験を交えてまとめてみました!
ポイント1:お子さんの発達・個性に合わせて決めると吉!
習い事をストレスにしないために気をつけたいのが、何歳から始めるか。
例えば、泳げるようにしたいママは、0歳からスイミングを始めることも多いようです。
果たして、「子どものためになっているのか……?」「親のエゴなんじゃないか?」
なんて声が周囲から上がることも……。
昭和50年代生まれのわたしが子どもの頃、習い事を始める子が多かったのは、4・5歳という印象でした。
今は、スイミングや英会話、リトミックなど、赤ちゃんのうちからできる習い事がたくさんありますね。
実際、習い事を始めるのに適した年齢はあるんでしょうか?
習い事を始めるタイミングで一番多いのは、3歳〜4歳(年少さん)から
同じ年齢・同じクラスでも、4月生まれと3月生まれでは、発達の差があります。
同じ月齢の子でも、性格によっては、新しい場所に馴染むのが難しかったり、からだを動かす方が楽しくて、はしゃいでしまう子もいます。
親がその習い事をすると喜ぶことを察して、頑張ってしまう子もいます。
- 実年齢が3歳になったから。
- 4歳だからそろそろ始めた方がいい?
- クラスのお友達は習い事をしているみたい。うちもやった方がいいかしら?
- 習い事をしていないと、いいママじゃないって思われない?
と、ママ友や情報に影響されて始めることはおすすめできません。
ポジティブな理由がそろったときに始めよう!
また、成長の過程によっては、トイレトレーニングやお箸のトレーニングなど、教えることが沢山あったり、2人目が生まれて、お世話でいっぱいいっぱいなこともあります。
さらに、復職のタイミングや就活と重なってしまうと、ママの負担は相当なもの。
また、時短勤務でお給料が激減。生活費を削って貯蓄に回したい。
なんてときに無理して習い事を始める必要もありません。
- お子さんが興味を持ち出した・持ちそうだから、試してみたい。
- 親子で一緒に過ごす時間を作るために始めたい。
- 保育園や幼稚園で体験できないことに、チャレンジさせてみたい。
前向きな理由がそろっているときに始めることで、ママ・パパ・お子さんにとっても、負担なく習い事がはじめられるのではないでしょうか。
どんな習い事があるの?人気の習い事は?
さて、実際に人気がある習い事はというと……。
1位 | ピアノ(音楽) |
---|---|
2位 | 水泳(スイミング) |
3位 | 英語・英会話 |
引用元:最新版!子供の習い事人気ランキング – All About
1位〜3位は予想どおりでした。
うちの周りですと、音楽をやっている子よりもスイミングをやっている子のほうが多いのですが、総合するとピアノが1位という結果に。
英語・英会話は今から始めようかな? と悩んでいるお友達が多い印象でした。
これからは、英語・英会話の重要度がますます上がるはず。
いつの間にか人気が逆転することもありそう!
人気の習い事以外にどんな習い事があるかご存知ですか?
自分やお友達がやっているもの以外ですと、思いつかないこともありますね。
わたしは正直、1位〜3位の習い事以外思いつきませんでした。
- 学習塾・くもん
- スポーツ・体操
- バレエ・ダンス
- 武道
- 習字
- アートスクール
- クッキングスクール
- 茶道
- フラワーアレンジメント
- 乗馬
- ミュージカル
知らないだけで、他にも面白い習い事があるのかもしれません。
茶道に乗馬だなんて、セレブですね……。
この中で個人的に気になったのは、クッキングスクール。
ABCクッキングスタジオのキッズコースは満4歳から始めることができるそうです。
料理が苦手で困った経験のあるわたしは、これに通ったら料理も出来て好き嫌いのない子になるんじゃないか? という淡い期待を抱きました(笑)。
体験コースもあるようですので、4歳になったら試してみたいです。
ポイント2:気になる習い事を見つけたら、まずは体験レッスンから!
さて、めぼしい習い事を見つけたら、まずは体験レッスンに参加するところから!
というのも、実際にやってみないことには、向き不向きも、その習い事をやることができそうかを測ることが難しいからです。
3〜4歳になると、「面白かった」「つまらなかった」「好き」「嫌い」などを教えてくれるので、体験巡りするだけで発見があるかもしれません。
送迎時間・習い事の時間帯に注意!
ここでチェックしたいのは、お教室までの距離。
習い事自体は楽しかったけど、「通うために自転車で30分かかる」「バスや電車で30分」
と時間がかかることがあります。
習い事に通うことが親子共々負担になってしまうようでは、本末転倒。
長く続けるためにも、晴れている日だけではなく、雨の日の通い方なども考えてくださいね。
また、本当に楽しかったのかを見極めるために、お子さんのご機嫌が良い時間帯を狙って体験させることも大切。
体験レッスンは、ご機嫌の良い時間帯だったけど、実際に通える日時がご機嫌の悪い時間しかない。なんて場合も要注意。
お互いに疲弊して帰って来るだけ……になってしまうことも……。
体験レッスンと同じ先生に教えていただけるかもチェック!
習い事の内容はもちろんのこと、先生との相性ってとっても大切です。
体験レッスンの先生はよかったけど、実際に担当になった先生は怖くて子どもが萎縮してしまう、なんてことも……。
うちの娘はクラスが変わってから怒られることが増えて、すっかりやる気をなくしてしまいました。
習い事の日時や振替レッスンがあるかも要チェックです!
シフト制のお仕事に就かれている方ですと、どうしても送迎できない日が出てくることも……。
「送迎できない日をどうやってやり過ごすか?」なども考える必要がでてきます。
- 無理のない日時か。
- レッスンを振替することができるか。
- 送迎に行けないとき、代わりにいってくれる人がいるのか(パパ・おじいちゃんおばあちゃん等)。
忘れないようにチェックしてくださいね。
ポイント3:習い事を始める前に、どうなったら辞めるかを決めておこう
小さいうちは、ちょっとしたことで習い事を嫌いになってしまうことがあります。
自我が芽生えるまでの、0〜2歳のお子さんであれば、様子を見てみるのもいいと思います。
人見知り・場所見知りが理由であれば、そのうち慣れてくるからです。
しかし、性格的に向いていない・興味がないなど、はっきりと嫌な理由がわかるのであれば、辞めることも視野にいれたほうがいいかと。
やりたくないことを無理強いすると、親子関係も悪くなってしまいます。
また、親も習い事のために時間を割くことになります。
そこで、習い事を始める前に、家族の間で「やめ時」を決めておくことをお勧めします。
やめ時1:子どもが習い事が嫌だと言いだしたとき
どんなに素敵に思える習い事でも、本人にやる気がなければ始まりません。
- 行く時にゴネるようになった
- 習い事の間やる気がない
こんな状態が2ヶ月続いたら、習い事をやめる。
習い事をやめたい理由が、習い事自体ではなく、
- 気の合わないお友達がいる
- 先生と合わない
であれば、教室を変えることで解決できる場合もあります。
もし、お子さんが自分の気持ちをはっきりと伝えられる年齢であれば、ストレートに聞いてみるのもいいのではないでしょうか?
娘3歳8ヶ月は「お歌は好きだけど、ピアノはきら〜い」と言い出しました。
まだ幼児だから……と様子を見ていたのですが、エレクトーンの蓋をあける場面になると、目に見えてやる気をなくし、グデっと寝そべるように……。
時間をおいて何度か確認しても気持ちが変わらないようでしたので、辞めることになりました。
やめ時2:子どもに他にやりたいことができた
共働きのパパ・ママの場合、習い事に連れていくことができる日時が限られますよね。
1つならまだしも2つ・3つと習い事を続けることは、かなりの負担になることが目に見えます。
必ず、時間と家計的にいくつ習い事できるかを決めておきましょう。
また、子ども自身が他にやってみたい習い事ができた時は、選ばせる期間を設け、取捨選択するようにすることも大切です。
やめ時3:ママの出産や復職・子どもの進学などのタイミング
環境が変わるタイミングは、今までできていたことが、ままならなくなることも。
親子共々多大なストレスがかかることが想像されます。
時間・体調・費用などを踏まえ、本当に続けるべきなのか、再考してみるのはいかがでしょうか。
他にも「この時期に考え直す」と決めておくのも良いかと思います。
まとめ
- ポイント1:年齢ではなく、お子さんの発達・個性に合わせて始める
- ポイント2:体験レッスンで、子どもとの相性や送迎時間に無理がないかを確認する
- ポイント3:やめ時を決めておく
この3つに注意して習い事を決めると、無理なく習い事を始めることができるのでは? と思いました。
皆さんの習い事ライフが素敵なものになりますように!