乳児がかかると末恐ろしい、呼吸器の風邪RSウイルス
こどもが生まれるまで気づきませんでしたが、年がら年中違うウイルスが原因の風邪、流行ってますね……。
友人の赤ちゃんがRSウイルスで入院したと聞き、久しぶりにRSウイルスのことを思い出しました。
というのも、うちの娘も0歳のときにRSウイルスに感染し、細気管支炎になってしまったんです。その後、喘息になってしまい、いまでも鼻風邪をひくたびにゼェゼェしてしまいます。アレルギーの検査もしたのですが、何も引っかかってないにもかかわらずですよ。
そう、RSウイルスって乳幼児が感染すると「ぜんそく」になる可能性が高い病気なんです。
大人がかかるとただの鼻風邪なのですが、甘く見ているとひどいことになります。
RSウイルスってなんなの?
流行する時期は冬季が多いものの、最近では季節を問わずに流行っているみたいですね。
大人や1度でもかかったことのある幼児が感染すると、鼻風邪程度の症状のため、RSウイルスに感染していることに気づかないことがあります。2歳までに100%感染し、何度でも感染を繰り返すようです。
感染経路は、飛沫感染・接触感染のため、予防には「手洗い」「うがい」が有効ですよね。
マスクをしておくのも良いかも! と思うのですが、さすがに真夏は暑苦しいので、防ぎきれない気がします。
参考:RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)-厚生労働省
別件で入院中に発熱した娘
退院を控えたある日、体温が39度越え。
担当の先生に、「手術の後遺症で熱が出たりってあるんですか?」なあんて阿呆な質問をしたことを未だに覚えています(笑)。「何いってるんだコイツ」という顔を一瞬したものの、インフルエンザの検査をしていただきました。
でも陰性。
大学病院の小児病棟の大部屋に入院していたので、風邪をもらってきてしまったのかもしれません。
よくわからないまま退院の日を迎え、その足でかかりつけの小児科に行きました。
というのも、大学病院って待ち長いし、毎日通うのはしんどかったんですもん。
RSウイルスを疑われる
熱だけではなく、咳がでてきたため、かかりつけの先生が検査をすすめてくれたのが「RSウイルス」。
娘は、陽性でした。
初めて聞いたウイルスでしたが、ウイルス名がわかる様になったのが最近なだけで、昔からある風邪の一種みのようです。
「悪化すると入院になるよ」と言われ、やっと2週間の入院生活から解放されたのに、また!?
と絶望的な気持ちになったことも忘れられません。
幸い入院にはならなかったものの、熱が下がった後も、ず〜っとず〜っと咳がで続けていました。
乳幼児への吸入はとっても大変
咳が軽快せず、ゼェゼェいいつづけていた娘は、「喘息様気管支炎」と診断されました。
気の遠くなるような戦いの始まりです。
貸してもらった吸入器を使い、パルミコートとインタールというお薬を朝晩吸入。
他にアレジオンとシングレアという粉薬を毎晩飲むという生活が始まりました。
まさかこの戦いが、11ヶ月から今の今、3歳5ヶ月まで続いているとは思いもしませんでした。
粉薬は甘いので、毎日欠かさず飲んでくれるのですが、吸入が問題でして……。
ほんとに大変なんですよ……。
乳幼児への吸入。
だってかな〜〜り嫌がりますもん。
朝晩の忙しい時間に吸入10分。
とはいえスムーズに吸入してくれるわけではないので、30分はかかります。
「ならやらなくてもいいんじゃない?」と思えれば良いのですが(よくないし!)悪化しちゃうんじゃないかと心配になり、罪の意識にも苛まれるんです……。
風邪をひかないのが一番の治療
風邪をひかないようにするのが大切だったのですが、そう、うまくはいきませんでした。
1歳から保育園に通いだし、数々の洗礼をうけてしまったので、正直タイミングが悪かったですね。
風邪をひくたびに、喘息はどんどんひどくなっていきました。
レンタルしていた吸入器も、長引きそうだから購入する様に言われました。
吸入器を持っていると安心なので、買ってよかったなあと思ってますが、「いつになったら治るの?」と考えながら過ごす日々は辛かったです。
3歳になるころに、やっと吸入から解放されました。
でも、いまだに「アレジオン」と「シングレア」は常用しています。
ね、恐ろしいでしょ……RSウイルス。
おわりに
アッハ〜、ここのところ調子いいね〜〜!
と思っていたのに、また見事にぶり返してます。
パパもママも鼻風邪っぽいので、またソレ系のウイルスに感染してしまったんでしょう……。
かわいそうに、眠りが浅くなったり、ご飯を食べなくなったりしています。
防ごうとしても防ぎきれるものではありませんが、願わくば皆さんのお子さんが、RSウイルスにかかりませんように。